2024年3月29日 更新

苦労した仕事こそが記憶に残る/NAKAMURA HIROSHI

今回は2009年に中途入社、2022年11月からは遠隔地勤務制度を利用されている中村さんに話を聞きました。

名前:中村 浩司
所属:DI本部 流通IT統括部 システム開発一部 システム開発一課
経歴プロフィール:長野県出身。1984年、新卒でセゾンテクノロジーの前身である西武情報センターに入社。長野営業所でキャリアをスタートさせる。プログラマー、エンジニアとしての経験を積みつつも、退社。2009年にHULFTで強固な事業地盤を築いていたセゾンテクノロジーへのカムバックを決意。単身赴任生活をスタートする。2022年11月からは遠隔地勤務制度を利用し、地元長野県に戻った。

ー現在担当している仕事を教えてください。

お客さまは全国展開しているスーパーマーケットの企業です。現在、担当している分野は既存バックオフィスのシステムで、新DXプロジェクトを推進しています。
対象が10システムあり、7月下旬より本番リリースし、本番リリースしたものから順次ハイパーケアで対応しています。システムが切り替わってもお客様の業務がスムーズに行われるよう対応しています。最後のリリースは12月上旬を予定しており、年次処理の確認も残っていますので、緊張感を持って業務に臨んでいます。

ー入社のきっかけはなんですか?

1984年に株式会社西武情報センター(現在、株式会社セゾンテクノロジー)に入社し、地元の長野営業所に所属し社会人をスタートしました。それ以降ずっと長野営業所で勤務しておりましたが、2001年長野営業所が閉所するタイミングで家庭の都合により一度退職いたしました。その後、地元の長野を拠点としてIT業界に携わっていましたがリーマンショックの時に仕事が無く、数か月間自宅待機で過ごす期間がありました。仕事を求めて、長野営業所で勤務していたときにお世話になった方にコンタクトを取り、中途入社の機会を頂きました。長野営業所のときにお付き合いのあったお客さまの取り巻く環境が大きく変化しているタイミングで開発案件が多数あり、業務内容に理解のあった私は引き続き同じお客さまを担当することになりました。

ーあなたが考えるセゾンテクノロジーの魅力はどんなところですか?

一度退社してから、魅力を再発見しました。というのも、当時(中途入社前)でお会いしたお客さまから「セゾンテクノロジーってHULFTを作っている会社だよね」と言われることが多かったんです。外に出てみて、HULFTが業界に広く知れ渡っていることを認識した時、素晴らしい製品を持っている会社なのだと感じたわけです。

中途として戻ってきた時には、会社が様変わりしていて驚きました。カムバック制度のおかげで戸惑うことなく復帰出来ましたし、社内のコミュニケーションが以前よりも活発になっていました。もともと担当していたお客さまの業務だからスムーズだったという側面もあるかと思いますが、会社に前向きな空気感が満ちていたことが大きかったと思います。私がもう少し若かったら、(リスキリング制度などで)色々チャレンジしてみたかったですね笑。

私の場合はお客さまにも恵まれていて、最初に入社した時から、本当に長いお付き合いをさせて頂いています。会社同士の信頼関係があってのことだと思っています。お客さまの立場になって考え、寄り添う。そうやって先輩が築きあげた信頼関係を壊さないようにし、次の世代に引き継いでいきたいと思っています。

ー遠隔地勤務を利用してみての感想を教えてください。

妻が長野県に住んでいたこともあって、機会があれば戻りたいと思っていました。ですので、遠隔地勤務制度を開始すると知った時に、真っ先に手をあげました。これまで単身赴任生活では、妻に心配や負担をかけることもあったので、私も妻も助かっています。

少し工夫がいるなと感じているのは、コミュニケーションの取り方です。同じオフィスにいれば気軽に声をかけられますが、リモートになると相手のスケジュールを気にしなければいけません。Slackだけでは伝わらないこともあるので、ベストな方法を模索しているところです。

逆に、自分のペースで仕事が出来るので、以前よりも効率はあがったと思います。2022年の11月に遠隔地勤務を始めたばかりなので、時間が経つにつれてメリットは大きくなっていくと思います。

ーご自身の仕事のやりがいや面白さ、仕事で印象に残っていることを教えてください。

お客さまが抱えている課題に対して、対話を重ねて、システムを通じて解決する。その後の運用維持まで手がけるので、直接お声を聞くことが出来るので、やりがいのある仕事だと思います。
最も想いいれがあるのは、中途入社して1番最初に手がけたシステム開発です。何年か開発から離れていたため、お客さまとのコミュニケーションがうまく行かずにスムーズに進行しませんでした。お客さまの期待に答えられずに、怒られながら何度も何度も足を運び、最後は粘り強くやって欲しいと激励を頂き、システムがリリース出来たときの喜びはひとしおでした。また、当時とある野菜をそのシステムのアイコンに設定したのですが、それがすっかり浸透していていまだに「○○のシステム」と言ってもらえるのも嬉しいです。

もう一つ印象に残っているのは、お客さまの総菜部門が利用しているシステムを約20年ぶりに刷新する大型プロジェクトのリリースです。お客さまのシステム部としてプロジェクトに参加しました。参画して、残りの期間を考えたときに、これまで経験したことがないピンチだと感じました。業務に多くの方が関係しており、やり遂げる使命感、必要最小限ここは絶対完成させるのだという目標の元に結束して乗り切ったことが印象に残っています。

すんなりと上手く進んだ仕事よりも、難局を関係者で団結して乗り切った仕事が記憶に残っています。

ー今後の目標と、入社を希望される方へのメッセージをお願いします。

遠隔地勤務になって一層コミュニケーションの重要性を感じています。コミュニケーション能力を磨き、メンバー個々の力を大きな力に変えて、レベルの高い仕事をしてみたいと思います。そして、その仕事のナレッジをシェアしていくことで、会社全体が大きくなってくれればという希望があります。

中途入社は職場が変わるので、それに伴う苦労は当然あります。ですが、弊社は優しく受け入れてくれる人間が多いので、すぐに力を発揮できると思います。恐れずどんどん入ってきてください。
また、社内のSlackに色々なチャネルがあり、チャレンジするステージが沢山用意されています。技術に興味があって積極的にチャレンジして見たい方、ぜひ一緒に働きましょう!