2024年3月28日 更新

#セゾンテクノロジーWAY~働き方の選択肢~

新型コロナウイルスの感染拡大により、テレワークという働く場所に制約のない働き方を導入する企業も増えました。これを受け、従来の働き方を見直し、自分に合った働き方を探している方も多いのではないでしょうか?
今回は当社の働き方の選択肢についてご紹介いたします。

世の中の従来の働き方と現在の働き方

これまで日本の多くの企業では、9~18時など、就業規則で定められた勤務時間や就業場所で、一律、同じ働き方をしていました。それがコロナ禍を機にテレワークやフレックスタイムを導入する企業が増え、働く場所や時間にとらわれず働くことができる傾向になっています。当社はコロナ禍になるずっと前からさまざまな働き方の選択肢を設け、社員一人ひとりの働きやすい環境づくりを行ってきました。当社の働き方にはどんな選択肢があるのか、またそれを実行したことによりどんなことができるようになったのでしょうか。

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当社の働き方の選択肢

当社では2016年当時、会社を根底から揺るがす事件が起き、その事件をきっかけに会社を抜本的に変える新たな働き方「TRIBE SHIFT (トライブ シフト)」を実行してきました。
TRIBE SHIFTはその動きを制限する規制や制度など型にはめることはナンセンスで、当社の行動指針でもある「SISCO WAY」だけを約束事とし、働き方をルールで縛るのではなく、現場自らが決断し実行することを促す「ノールール」というポリシーを敢行してきました。ノールールといっても、放任したり突き放したりするのではなく、皆が自然に考え行動する「自治」が生まれるまでしっかりと寄り添うことを大切にして実行してきました。
「自治」が生まれ、皆が自然に考え行動することができるようになり、今では自分たちで働き方も自由に選択することができています。

可能になった在宅決算業務

テレワークを導入している企業でも、会社にあるすべての業務をテレワークにしているわけではない場合もあります。その代表的なものが財務経理です。
財務経理はセキュリティの問題や、紙、ハンコ文化等により、なかなかテレワークが進まない部門といわれています。

当社ではそういった課題を解決するべく、自社のHULFTやDataSpiderを活用しデータ連携を図り、業務プロセスの可視化、自動化、完全ペーパレス化を行いました。その結果、働く場所を選ばない業務遂行と決算業務期間の短縮ができるようになりました。
この社内での成果は、現在では当社のお客様へ提供するサービスとしても展開されています。

https://home.saison.co.jp/linkage/service/finance/

スーパーフレックスで自由な働き方を

テレワークだけではなく、当社はスーパーフレックスタイム制を導入しており、就業時間やコアタイムという拘束がなく、自分で柔軟に働き方を決めることが可能です。例えば子育てや通院、介護などに優先的に時間を割り当てるような、自分に合ったワークスタイルを実現することができます。

働き方の選択肢が広がったことによる変化

自分に合ったワークスタイルで働くことができているけど、会社がしっかり管理しないとやっぱり生産性は落ちてしまうのではないか...と考える方も多いでしょう。では実際に自由な働き方になったことにより生産性は落ちてしまったのでしょうか。
こちらをご覧ください。在宅利用率は100%で、月間残業時間は「41%」減り、営業利益は「1.9倍」UP、売り上げも「29%」UP、そして平均年収までもが「17.5%」UPしています。
自分に合ったワークスタイルにしたことで、場所や時間に拘束されていた以前よりも生産性は上がり、効率の良い仕事ができているということがわかります。

まとめ

今やテレワークやフレックスタイムを導入している企業は多くなってきていますが、ただただ導入するというだけでなく、社員一人一人の目指すべきもののベクトルを合わせ(当社でいうSISCO WAY)一人ひとりが自分で考え行動するという「自治」が成立しているからこそこのような結果につながっているのだと考えます。
前回の記事でもお伝えしましたが、TRIBE SHIFTで目指してきたことは「働きやすさ」とは限りませんが、「自立・自律の支援」、「助け合い、チャレンジしていく環境」を目標に進んできたことが、結果的にはこうした働きやすい環境へと変化することにもつながっているのです。

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